SW4xデバイス設定
PD Handler SW4x は、セイコーインスツル社製無線センサーネットワーク「ミスター省エネ」のベースノードとして機能し、無線センサーネットワークに接続される各種センサーノードからデータを取得し、PD Repeater を介してクラウドに送ります。
また、PD Repeaterを介してクラウドから送られる制御メッセージ(JSON文字列)に基づきModbus RTUノードに 接続されたPLC機器の制御を行うこともできます。
WEB-UIのIoTデータ
→送受信設定
タブのSW4xデバイス設定
メニューより、SW4xデバイスの設定を行うことが出来ます。
SW4xデバイス設定
メニューが表示されていない場合は、アプリ設定を参照し、PD Handler SW4xを使用する
に設定して下さい。
Modbus RTUノードを介したPLC機器からのデータ取得は、PD Handler Modbus2 と同様にModbusモデリングファイルに基づき行われます。
ModbusモデリングファイルにPLC機器のモデリング定義を追加したい場合は、PDHMSリファレンスのPD Handler Modbus 2を参照して下さい。
初期状態では上図のようになっています。
送信する
を選択すると各設定項目が下図のように表示されます。
SW4xデバイスの設定項目
設定項目 | 説明 |
---|---|
デバイス番号 | OpenBlocksシリーズのWEB-UI内で管理している番号です。変更はできません。 |
データ間引間隔 | データを間引くための入力データを受け取らない時間をmsec単位で設定します。 0の場合、間引きは行われません。 |
バッファーサイズ | データの最大サイズを設定します。単位はバイトです。 |
受信設定 | PD Repeaterを介してクラウドからの制御メッセージを受ける下流方向制御を行うか否かを選択します。 |
生データモード | 取得したデータを変換せずにPD Repeaterへ送ります。 |
デバイスファイル | ベースノード(SB4020アドオンモジュール、SW4500 RS232ベース又は SW4000USBベース)を接続するシリアルポートのデバイスファイル名を設定します。*1 |
無線グループID | 無線センサーネットワークのグループIDを設定します。SB4020アドオンモジュール使用時のみ有効となります。 |
無線電力/チャンネル | 無線センサーネットワークの無線電力とチャンネルを選択します。SB4020アドオンモジュール使用時のみ有効となります。 |
RTT | 通常は500(msec)に設定します。Modbus RTUノード使用時にタイムアウトが頻発する場合は、値を大きくします。 |
Ethernetベース機能 | PCなどのホストとノードを通信可能とする機能です。本機能を使用する場合にはネットワーク経由(TCP 16000番ポート)にて通信を行う為、システム⇒フィルタータブのフィルター開放設定ペインにおいてEthernetベース機能を有効に設定して下さい。 |
固定情報付与(JSON) | データに付加する静的情報をJSON文字列で設定します。 |
送信先設定 | 使用する を選択した送信先に対してチェックボックスが選択できるようになります。チェックを付けた送信先に対して、送信を行います。 チェックをつけると送信先固有の設定項目が表示されます。 送信先固有の設定については、送受信先毎の設定を参照して下さい。 |
info
- ベースノードを接続するシリアルポートの通信パラメータは、次の値に固定されています。
SW4500 RS232ベース又はSW4000USBベースを用いる場合は、セイコーインスツル社が提供する設定用アプリケーションで設定して下さい。- ボー・レート : 115200 bps
- パリティビット : none
- データビット : 8bit
- ストップビット : 1bit
Modbus RTUノード
Modbus RTUノードを介してPLC機器からデータを取得する場合は、RTUモデリングファイル(/var/webui/config/pd_handler_sw4x_rtu.conf)を用意する必要があります。
RTUモデリングファイルの例を示します。
RTUモデリングファイルの詳細については、PDHMSリファレンスのPD Handler SW4xを参照して下さい。