シリアル・デバイスの準備

0. はじめに

シリアル・デバイスの準備では、Windows PC にて疑似デバイスとなるTera Termを起動します。
シリアル・デバイスの準備には、次の5つの作業があります。

  1. クロスケーブルによる接続
  2. Tera Term の起動
  3. Tera Term シリアルポートの設定
  4. Tera Term 端末の設定
  5. Tera Term 設定の保存

1. クロスケーブルによる接続

OpenBlocks IoT EX1Tera Termを起動する WindowsPC を以下に示す何れかの構成のクロスケーブルで接続します。

  • RS232Cポート(/dev/ttyMFD1) ⇔ RJ45ケーブル(ストレート) ⇔ シリアル変換アダプタ(クロス結線)PH-RDX/RH/600 ⇔ USBシリアル変換アダプタ ⇔ Windows PC(USBポート)
  • RS232Cポート(/dev/ttyMFD1) ⇔ RJ45ケーブル(クロス) ⇔ シリアル変換アダプタ(ストレート結線)PH-RD/RH/600 ⇔ USBシリアル変換アダプタ ⇔ Windows PC(USBポート)
  • RS232Cポート(/dev/ttyMFD1) ⇔ RJ45ケーブル(ストレート) ⇔ シリアル変換アダプタ(ストレート結線)PH-RD/RH/600 ⇔ NULLモデムアダプタ ⇔ USBシリアル変換アダプタ ⇔ Windows PC(USBポート)

OpenBlocks IoT EX1のUSBポートを用いて接続する場合、または他のOpenBlocks IoT シリーズでチュートリアルを試す場合は シリアル・デバイスの接続構成(クロスケーブル)についてを参照の上、適当なクロスケーブルを用意して下さい。

2. TeraTerm の起動

Window PC にTera Termをインストールしていない場合はインストールして下さい。
Window PC にてTera Termを起動します。

TeraTerm

Tera Term 新しい接続ポップアップメニューにて次の操作を行います。
ポップアップメニューが表示されない場合は、ツールバーのファイル(F)⇒新しい接続(N)をクリックして下さい。

  1. シリアル(E)ラジオボタンを選択します。
  2. ポート(R)プルダウンメニューにてクロスケーブルが接続されているポートを選択します。
  3. OKボタンをクリックします。

クロスケーブルが接続されているポートが解らない場合は、

  1. ポート(R)プルダウンメニューに表示されるポートをメモします。
  2. Tera Term 新しい接続ポップアップメニューを閉じます。
  3. Window PC からクロスケーブルを抜きます。
  4. ツールバーのファイル(F)⇒新しい接続(N)をクリックし、 Tera Term 新しい接続ポップアップメニューを開きます。
  5. シリアル(E)ラジオボタンを選択します。
  6. 1項のメモ書きとポート(R)プルダウンメニューに表示を比較して消えているポートがクロスケーブルが接続されているポートです。
  7. Tera Term 新しい接続ポップアップメニューを閉じます。
  8. Window PC にクロスケーブルを挿します。
  9. ツールバーのファイル(F)⇒新しい接続(N)をクリックし、Tera Term 新しい接続ポップアップメニューを開きます。
  10. ポート(R)プルダウンメニューにて6項で確認したポートを選択します。
  11. OKボタンをクリックします。

3. Tera Term シリアルポートの設定

Tera Term のシリアルポートの接続パラメタを設定又は確認します。 ツールバーの設定(F)⇒シリアルポート(E)...をクリックし、 Tera Term シリアル設定と接続ポップアップメニューを開きます。

TeraTerm

  1. スピード(E)プルダウンメニューにて115200を選択又は確認します。
  2. データ(D)プルダウンメニューにて8bitを選択又は確認します。
  3. パリティ(A)プルダウンメニューにてnoneを選択又は確認します。
  4. ストップビット(S)プルダウンメニューにて1bitを選択又は確認します。
  5. フロー制御(F)プルダウンメニューにてnoneを選択又は確認します。
  6. 送信遅延は、0ミリ秒/字(C) 0ミリ秒/行(L)のままで構いません。
  7. 現在の接続を再設定(N)ボタンをクリックします。

4. Tera Term 端末の設定

Tera Term の端末の設定パラメタを設定又は確認します。
ツールバーの設定(F)⇒端末(T)...をクリックし、 Tera Term 端末の設定ポップアップメニューを開きます。

TeraTerm

  1. 改行コード 受信(R)プルダウンメニューにてCRを選択又は確認します。
  2. 改行コード 送信(R)プルダウンメニューにてCR+LFを選択又は確認します。
  3. ローカルエコー(L)チェックボックスはチェックしないで下さい。
  4. その他のパラメタはデフォルト値のままで構いません。
  5. OKボタンをクリックします。

5. Tera Term 設定の保存

Tera Term を再起動した際に再設定しなくても済ように設定を保存します。
ツールバーの設定(F)⇒設定の保存(S)...をクリックし、Tera Term 設定の保存ポップアップメニューを開きます。

TeraTerm

  1. 保存先フォルダとしてC:\Program Files (x86)\teratermを選択します。
  2. ファイル名(N)は、TERATERM.INIのままとします。
  3. 保存(S)ボタンをクリックします。