MQTTサーバーの準備
使用機器
ここでは以下の機器を使用して、設定します。
- OpenBlocks IoT VX2
WEB-UIの初期設定
OpenBlocks IoT VX2のWEB-UIの初期設定については、初期設定をご覧ください。
Node-RED設定
MQTTサーバーをNode-REDのフローに設置するために、Node-REDを設定します。
インストール
Node-REDをインストールしていない場合、[メンテナンス] > [機能拡張]タブの[インストール機能]のドロップダウンメニューで「Node-RED」を選択し、[実行]ボタンをクリックします。
起動設定
[サービス] > [Node-RED]タブで、以下の通り設定して、[保存]ボタンをクリックしてください。
項目 | 値 |
---|---|
使用設定 | 使用する |
ポート番号 | 1880 |
ログイン認証設定 | 使用しない |
使用Config設定 | 本システムコンフィグ |
ブラウザフィルタ
Node-REDへWEBアクセスするために、フィルターを開放する必要があります。
[システム] > [フィルター]タブで、[フィルター開放設定]の「再起動後もフィルタ開放設定を有効にする」の前のチェックボックスをチェックし、以下の通り設定して、[保存]ボタンをクリックしてください。
項目 | 値 | 解放ポリシー |
---|---|---|
Node-RED | 有効 | ローカルエリアネットワークのみ |
詳細は、サービスガイド > Node-RED設定をご覧ください。
拡張フィルタ設定
「OpenBlocks IoT EX1」からMQTTサーバーへ送信されたデータを受信するために、フィルターを開放する必要があります。
[システム] > [フィルター]タブで、[フィルター開放設定]の[拡張フィルタ対応]ボタンをクリックします。[拡張フィルタ設定ファイル編集]で、以下の通り設定して、[保存]ボタンをクリックしてください。
info
フィルターを開放するコマンドはeth0インターフェースからの受け入れを許可しています。
eth0以外のインターフェースからMQTTのデータを受信する場合には"eth0"を対応するインターフェースへと変更してください。
MQTTサーバーの設置
[サービス] > [Node-RED]リンクをクリックし、[Node-RED]タブの[リンク]ボタンをクリックしてください。Node-REDのフロー作成画面が表示されます。
ノードnode-red-contrib-aedesの追加
Node-RED内にMQTTサーバーを設置するために、ノードnode-red-contrib-aedesを追加します。
シリアルコンソールまたはSSHからログインして、以下のコマンドを実行します。
シリアルコンソールまたはSSHからのログインについては、Linuxコマンドラインによる操作をご欄ください。
ノードnode-red-contrib-aedesのインストールを反映するために、[ダッシュボード]でNode-REDを、再起動([停止]ボタンをクリックして、[起動]ボタンをクリック)してください。
caution
画面右上のハンバーガーメニュー内の「パレットの管理」からノードnode-red-contrib-aedesを追加すると、最新バージョン(2022年5月30日現在、バージョン0.8.1)がインストールされます。aedes broker ノードが存在するフローをデブロイすると「不明なノードが存在するため、フローを停止しました。」と表示され、動作しません。 この場合は、フローからaedes broker ノードを削除してデプロイし、「パレットの管理」からノードnode-red-contrib-aedesを削除した後、上記の通りコマンドラインからノードnode-red-contrib-aedes(バージョン0.4.0)をインストールしてください。
フロー
以下はaedes brokerノードのみからなるフローです。
フローの作成については、[Node-REDスターターガイド] > Node-REDの簡易説明とノード操作サンプルを参照してください。
aedes broker
MQTTサーバーです。
設定は、デフォルトのままです。
以上でOpenBlocks IoT VX2におけるMQTTサーバーの準備ができました。