WEB-UI接続準備
はじめに
本書は、OpenBlocksシリーズを WEB ユーザーインターフェース(以下、WEB-UI)使ってのスタートアップに関する手順を解説しています。
また、本設定にはWEBブラウザが使用可能なクライアント端末(パソコンやスマートフォン、タブレット等)が必要になります。
なお、本書ではパソコンのWEB画面を用いて解説を行います。
WEB-UIダッシュボード
OpenBlocksのWEB-UIへの接続準備
SIMの準備
上流ネットワークへ接続する場合で、上流がLTEなどのモバイル回線の場合は予めSIMをセットして下さい。
SIMのセット方法は製品添付の書面「ご使用にあたって」または本マニュアルの「ハードウェア」編にある機種別毎の「ご使用にあたって」のリンクがありますのでそれをご覧下さい。
「ご使用にあたって」のSIM挿入方法に従い、裏表を間違えないようスロットへ挿入して下さい。
SIMのサイズ
OpenBlocksが採用しているSIMには大きさが2種類あります。
機種毎に基板バージョンが古いものにはmini-SIM(日本では標準SIMと呼ばれています。)のスロットが採用され、新しい基板バージョンにはnano-SIM(最近のスマートフォンで用いられているサイズ)のスロットが採用されています。
最近のモバイル回線業者は、クレジットカードサイズのプラスチック板からSIMを好きなサイズで切り離して使えるマルチカットタイプで供給しています。
マルチカットタイプの場合、mini-SIMサイズの場合は一番大きな枠でSIMを切り離します。
また、nano-SIMサイズの場合は一番小さな枠でSIMを切り離します。
このサイズを間違えないように注意して下さい。
参考:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/hajimete/sim/what.html
電源ケーブルの接続
- BXシリーズ
BXシリーズはスマートフォン用のACアダプタなどPSEマークの付いた1A以上の物を使用して下さい。
ただし、耐久性を重視する場合は、オプションで販売している純正のACアダプタを利用して下さい。
- EXシリーズ
EXシリーズはスマートフォン用のACアダプタなどPSEマークの付いた2A以上の物を使用して下さい。 ただし、耐久性を重視する場合は、オプションで販売している純正のACアダプタを利用して下さい。
- VXシリーズ
VXシリーズは添付のACアダプタを下図のように接続します。
- IX9シリーズ
IX9シリーズは添付のACアダプタを接続します。
- FX1シリーズ
FX1シリーズは添付のACアダプタを接続します。
- DX1シリーズ
DX1シリーズはスマートフォン用のACアダプタなどPSEマークの付いた2A以上の物を使用して下さい。 ただし、耐久性を重視する場合は、オプションで販売している純正のACアダプタを利用して下さい。
WEB-UIへの接続
OpenBlocksのWEB-UIへアクセスするには、パソコンやスマートフォンまたはタブレット等のクライアント端末が必要です。
クライアント端末のWEBブラウザを用いてアクセスしますが、OpenBlocksとクライアント端末は同一のネットワークに接続されていなくてはなりません。
ネットワークは無線LANまたは有線LANを使うことができますが、条件が揃うのであればなるべく有線LANでの設定をお奨めします。
有線LANを使ったWEB-UI接続
OpenBlocksが有線LAN(Ethernet)を備え、また、クライアント端末も有線LANが使えるのであれば、この方法で接続します。
イーサネットケーブルでOpenBlocksのeth0コネクタとクライアント端末のLANコネクタを直接1対1で接続します。
IX9やVX2のように複数のイーサーネットを持つ機種についてはeth0の他にeth1やeth2がありますので間違えないよに注意して下さい。
この状態で工場出荷状態に初期化された OpenBlocksの電源ボタンをONすると、デフォルトIPアドレス169.254.0.200が設定され立ち上がります。
WindowsパソコンはこのOpenBlocksと1対1で直結された場合、自動的にデフォルトIPアドレス169.254.0.0に設定されるので、これでOpenBlocksとパソコンが同一ネットワークに接続された状態となります。
ここでクライアント端末のWEBブラウザのURLにhttp://169.254.0.200:880と入力します。
またhttpsを使う場合はhttps://169.254.0.200:4430と入力して下さい。
WEB-UIへの初回アクセスでは使用許諾画面が表示されます。
無線LANを使ったWEB-UI接続
WEB-UIへのアクセスにクライアント端末として有線LANを持たないパソコンやスマートフォンまたはタブレットを用いる場合は、無線LANを使用します。
工場出荷状態に初期化されたOpenBlocksの無線LANは、アクセスポイントモード(無線LANの親機モード)として起動しています。
この状態でクライアント端末はOpenBlocks無線LANのSSIDにログインする必要があります。
工場出荷状態に初期化されたOpenBlocksのSSIDは以下の規則に基づいて設定されています。
SSID = iotfamily_XXXXXXXXXXXX
※ XXXXXXXXXXXXの部分は、製品本体の裏側の銘版に記載されている製品シリアル番号です。
このSSIDを選択してパスワードをopenblocksと入力すると接続されます。
無線LANが接続状態になったらWEBブラウザを開きのURLにhttp://192.168.254.254:880と入力します。
またhttpsを使う場合はhttps://192.168.254.254:4430と入力して下さい。
WEB-UIへの初回アクセスでは使用許諾画面が表示されます。
下図はスマートフォンでSSIDを選択した画面とWEB-UIを表示した例です。